| 【第5回日本フィヒテ協会賞】 | ||
| 日本フィヒテ協会第15回大会当日(1999年11月20日)、第5回フィヒテ協会賞(研究奨励賞)授賞式が行われ、受賞者の杉田孝夫氏に、賞状、賞金、副賞(フィヒテの肖像画、シュールポルタのワイン一本、H. Petzold著 Begegung mit Fichte)が授与されました。以下は受賞理由書です。 | ||
| ――受賞対象業績―― | ||
| A 研究論文 | ||
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| B 翻 訳 | ||
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| C 学会発表 | ||
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| D 辞典項目 | ||
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| ――受賞理由―― | ||
| 本協会会員杉田孝夫氏は、長年にわたるそのフィヒテ研究において、上記諸論文・諸発表に見られるような顕著な業績を挙げられました。杉田氏のフィヒテ研究は、従来比較的研究の手薄であった政治社会観の分野で、明確な問題意識と視点に基づいて精力的に行われています。その研究は、テクストに即して手堅く、しかも社会史や思想史という骨太なコンテクストの中で、思想の特質を解明しようとしている点において、大変独創的で、力量を感じさせるものであります。とりわけフィヒテの家族観の研究は極めてめずらしく、今後の研究の発展が大いに期待されます。また、杉田氏は本協会の第6回および第9回大会における研究発表等を通じて本協会の活動に寄与しました。その活発な研究態度は本協会の研究奨励賞にふさわしいものと考え、当選考委員会は杉田孝夫氏の優れた業績に対し第5回研究奨励賞を授与することに決定いたしました。 1999年11月20日 日本フィヒテ協会選考委員会 |
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